ANA SFC修行はどうやって行うのが費用と時間の面から効率的なのか調べてみた

ANA飛行機

2016年もあと4ヶ月ほどになりました。私も含め2017年にSFC修行を始めようとしている人は、そろそろ予約など動き出す頃だと思います。今回はSFC修行するにあたり、どうやって行うのが費用と時間の面で効率的なのか、その方法をまとめてみました。


1プレミアムポイントの取得単価で良し悪しを判断

SFC修行とは50,000プレミアムポイントを貯めること

ここで改めて、SFC修行についておさらいしておきます。

SFC修行とは、SFC(スーパーフライヤーズカード)を申し込みするために必要なプレミアムポイントを50,000ポイント貯めることです。また、その50,000ポイントの内、少なくとも25,000ポイントはANAグループ運航便である必要があります。

プレミアムステイタス獲得条件

1回の搭乗でどれくらいのプレミアムポイントを貯めることができるかは、ANA提供のシミュレーションサイトで簡単に調べることができます。

SFC修行の費用面での効率を重視するならPP(プレミアムポイント)単価を計算して判断しよう

PP(プレミアムポイント)単価とは、1PP獲得するのに掛かる費用のことです。具体的に計算してみましょう。

2017年1月7日の、羽田発沖縄行きの運賃例です。(すでにけっこう埋まってきてますね…)

羽田発沖縄行運賃

これは普通席での旅割の運賃ですので、この路線と旅割の運賃で獲得できるプレミアムポイントをシミュレーションサイトで計算するとこのようになります。

羽田沖縄間プレミアムポイント数 旅割適用運賃クラス

旅割はどれでも「運賃7」が適用され、積算率75%で搭乗ポイントはゼロです。それぞれの旅割での最安値でPP単価を計算してみると、以下のようになります。

  • 旅割21:11,190円÷1,476PP=7.58
  • 旅割28:10,890円÷1,476PP=7.37
  • 旅割45:10,590円÷1,476PP=7.14
  • 旅割55:10,290円÷1,476PP=6.97
  • 旅割75:9,990円÷1,476PP=6.77

SFC修行におけるPP単価の目安は10円ほどと言われていますので、このPP単価であればかなり良いことになります。

仮にPP単価7円ですべて修行を行うことができれば、修行総費用は35万円で済むことになりますし、PP単価が8円であれば40万円ほどの費用がかかることになります。

仕組みを理解いただけたところで、SFC修行の方法について見ていきましょう。

【SFC修行方法①】国内線プレミアムクラスで高単価路線を往復

The 修行」という感じが最もするのがこの方法だと思います。まとまった時間や休みが取れない方であれば、この方法でPPを獲得している人も多いと思います。

普通席ではなく、なぜプレミアムクラスなのかと言えば、獲得PP計算方法に違いがあります。

プレミアムクラス適用運賃クラス

プレミアムクラス搭乗時は「運賃2」が適用され、積算率125%に加え搭乗ポイントが400ポイント付きます。先ほどと同じ、羽田―沖縄間で計算してみます。プレミアムクラス羽田沖縄間プレミアムポイント数

そうすると、片道2,860PP、往復で5,720PP獲得することができます。現時点では、2017年のプレミアムクラス運賃を検索できないのですが、2016年10月21日の運賃表ですが、プレミアム旅割28だと最安27,990円で提供されていますね。羽田発沖縄行プレミアムクラス運賃

この時のPP単価は、27,990円÷2,860PP=9.78となります。

今回の例では普通席のほうがPP単価では優れていますが、獲得PPが往復で2,952PPですので、単純にこの羽田―沖縄間で修行しようとすると約17往復する必要があります。最初の数回は楽しいかも知れませんが、さすがにだんだん嫌気が差してきそうです…

一方プレミアムクラスだと往復で5,720PPですので、9回の往復で50,000PPを達成することができます。しかもプレミアムクラスですので、ラウンジ利用や機内での美味しい食事、快適なシートなどが付いてきますので、快適さでは圧倒的にプレミアムクラスです。

費用を抑えたいのであれば、普通席で何度も乗ることになりますが、そこまで抑えなくても良いので快適に修行を行いたい方にはプレミアムクラスということになります。

東京―沖縄間は便数が多いので、頑張れば1日に2往復出来そうですね。”頑張れば”ですが…

【SFC修行方法②】海外旅行の前後に国内線乗り継ぎをくっつける

国内線出発地を沖縄にするとさらに効率良し

東京からの国際線だったとしても、その前後に国内線乗り継ぎ区間として例えば那覇発着で発券すると、那覇から東京までのフライトは片道5,000円(〜5,500円)ほどで付けることができ、かつその国内線区間は積算率100%となります(運賃4が適用)。

国際航空券適用運賃クラス

つまり、羽田―沖縄間だと積算率100%で1,968PPですので、その区間のPP単価は2.5〜2.8となり圧倒的に効率がよくなります。

もちろん那覇発着で発券してますので、東京在住の方であればわざわざ一度那覇まで飛んで、那覇発のフライトを始めることになり、最後もまた那覇から東京まで戻って来る必要があります。その部分を、上の①の方法で見たようなプレミアム旅割28やプレミアム株主優待割引で行くことにするとさらに効率が良くなります(費用を抑えたいのであれば、もちろん普通席でもOKです)。

ちなみに、なぜみんな揃いも揃って沖縄にしているのかと言えば、便数が多いのでフライトを組みやすいのと、距離の割に運賃が安くPP単価が優秀であるためですね。


【SFC修行方法③】プレミアムエコノミーで旅行に行く

国際線は路線倍率に注意

ここまでは国内線だけでPP獲得の方法でしたが、国際線でもPPを貯めることができます。国際線での注意点は、路線倍率が目的地と運行会社によって異なることです。

プレミアムポイント路線倍率

上でのプレミアムポイント獲得シミュレーションでは路線倍率が「2」になっていたと思いますが、国内線はどの路線でも路線倍率は2倍です。

しかし国際線は、ANAグループ運行便のアジア・オセアニア路線で1.5倍、それ以外では1倍の路線倍率となります。したがって、効率良くSFC修行を進めようと考える場合には、ANAグループ運航便でのアジア・オセアニア路線が選択肢に入ってきます。国際線は飛行距離が長いので、1度のフライトで獲得できるPPも大きなります。

プレミアムエコノミーはどの予約クラスでも積算率100%

通常、エコノミークラスでの積算率は30〜100%と発券する予約クラスによって積算率にかなり差があります。しかし、プレミアムエコノミー(予約クラスはE)であれば積算率は100%になり、しかも搭乗ポイントとして400PPがさらにもらえます。

予約クラスによる積算率

ビジネスクラスだと積算率はエコノミーよりは高くなるのですが、予約クラスPのビジネスクラスは積算率が70%とプレミアムエコノミーよりも少ない獲得PP数になってしまいます。「ビジネスクラスだから効率が良い♪」なんてことはなく、期間限定で安く出てくるビジネスクラスチケット(予約クラスP)であっても、SFC修行としてはあまりオススメできるチケットではありません。

「じゃあ全部プレミアムエコノミーで取れば良いの?」というと、残念ながら実はそうでもありません。というのも、プレミアムエコノミーで発券すると、ビジネスクラスの料金とあまり変わらない区間がほとんどで、あまり効率の良い路線はほとんどありません。

シンガポール、バンコクだと往復約18万円で全然ダメなのですが、シドニーは往復約19.5万円ほどで獲得PPは15,388、PP単価は12.7程度とまずまずです。その前後に沖縄往復をつければそれなりに選択肢に入るかなという路線になってきます。

「結局プレミアムエコノミーダメじゃん!」ってことになりそうですが、実はプレミアムエコノミーが大きくPPを獲得できる方法になるSFC修行方法を、次にご紹介します!

[2016.12.14追記] 2017年4月以降のシドニープレエコ往復はPP単価7円台

記事執筆時点とは状況が変化してきており、2017年4月以降のシドニープレエコ往復が、沖縄発着にするとPP単価7円台となっています。

ハイシーズンは高くなるものの、4月以降は基本的に価格は一緒ですので、新たなSFC修行の定番になるかも知れません。

オーストラリア-シドニー
2017年4月以降のシドニープレエコ往復運賃がかなり安くなっており、1回の旅程で25,000PP超え、PP単価も7円台になり、SFC修行にかなりオススメできるルートになっています。その詳細についてご紹介します。 偶然にも発見したシドニープレエコが格安になっている件2017年4月以降の海外旅...続きを読む

【SFC修行方法④】海外旅作で国内線乗り継ぎ+プレミアムエコノミーで旅行に行く

海外旅作のプレミアムエコノミーがかなり効率良し

旅作とは、フライトとホテルを自分で自由に組み合わせて作ることができるオリジナルツアーのことです。しかも、フライトとホテルを別々に取るよりも安いことが多いのです。この旅作は国内だけではなく、海外でもアレンジすることができます。

そこで、上で紹介したSFC修行方法②と③の複合で海外旅作をアレンジすると、かなり効率の良い修行ルートに大変身します!

2017年始まってすぐに成人の日で3連休がありますが、そこをうまく利用して海外旅作でアレンジしてみました。国内線発着地を沖縄にして、東京を経由してシンガポールとをプレミアムエコノミーで往復するツアーです。

海外旅作シンガポール版

プレミアムエコノミー単体で検索すると約18万円にもなるのですが、沖縄発着でしかも2泊分のホテル代が込みで、最安113,800円という驚きの安さです。

旅作の部分だけでPP単価を計算してみると、東京―沖縄間が片道1,968PPで往復3,936PP、東京―シンガポール間をプレミアムエコノミーだと往復10,736PPとなり、合計14,672PP、そのPP単価は諸費用として5,000円を加えた上で計算しても8.1円と、かなり効率の良いルートになっていることがわかると思います。

もちろん沖縄発着で発券してますので、そこまでの往復フライトを別途用意する必要がありますが、こういう日程が組める方は積極的に狙いたいルートですね!

そして旅作の良いところは強制的に最低2泊のホテルが付くので、現地を観光したりして楽しめることですよね♪効率を徹底的に追求するのもいいのですが、ただ飛行機に乗っているだけではちょっともったいないですので、私はほぼ海外旅作でSFC修行をする予定です。

現地2泊が必要なのでスケジュール調整ができないと難しい

旅作の注意点としては、目的地で最低2泊が必要ですので、どうしても3日くらいはスケジュールを調整できる人に限られてしまいます。

上のプランは1月9日中に東京にちゃんと戻れるようにした結果、出発の1月6日が沖縄発が11時55分とかなりタイトなスケジュールになっているので(1月6日をシンガポール1泊目とするため)、住まわれている地域との兼ね合いで便を選ぶ必要がありますね。私自身、そういう最適なプランを考えるのが大好きです♪

[2016.9.3追記]海外旅作でのSFC修行する場合は2017年3月末までに

PP単価的に効率的なSFC修行ルートとして使えるのは2017年3月末でに出発するフライトになっているようです。

それ以降に出発するフライトの料金を調べると、通常のプレミアムエコノミー価格と同程度になっていますので、SFC修行ルートには向かなくなっています。

ANA Boeing 747
海外旅作でシンガポールとかバンコク、シドニーあたりをプレミアムエコノミーで往復するルートが、大量プレミアムポイント(PP)を獲得できる方法としてオススメでした。しかし、よくよく価格を見ていくと2017年4月以降はSFC修行ルートには全く向かない価格になっていましたので、その詳細についてご紹介しておき...続きを読む

[2016.9.10追記]【SFC修行方法⑤】ANA海外発券+エアチャイナビジネスでクアラルンプール往復

ANA運行便で海外発券をすると、同じ路線の日本発券よりも格安な路線があります。そんな中で驚異的なPP単価を出したのがクアラルンプール発着の便です。エアチャイナのビジネスクラスに、ANAエコノミークラス便だと6円台で約23,000PPを、ANAビジネスクラス便だと8円台で約32,000PPを獲得できます。

三連休を使うプランで計算してますので、休みを取りにくい方でも挑戦しやすいオススメのプランです!詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

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2017年のSFC獲得に向けていろいろと情報収集していたら、ANA海外発券の航空券がかなり安くSFC修行に向いているようでしたので、それを使ってできるSFC修行プランを考えてみました。 ANA海外発券が意外にお得という事実 日本に住んでいる方であれば通常航空券を購入するのは、例えば、東京発シンガ...続きを読む

まとめ

2017年のSFC修行を進めるにあたって、現実的に選択肢になる方法についてその方法をまとめてみました。

時間の調整が難しい方は国内線を中心に、費用重視であれば普通席で、回数を少なくしたいのであれば快適な旅にしながら楽しむことができるプレミアムクラスが選択肢です。

スケジュールの調整ができる方は、海外旅作で沖縄発着にしつつ国際線区間はプレミアムエコノミーにすることで効率良くPP獲得できるのと、ホテル付きですので海外旅行も同時に楽しむことが出来る方法もオススメです!

ご自身のどのような日程と費用であれば可能なのか?を考えて方法を選ばれると良いですね。

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