【ANA・JAL】燃油サーチャージは2018年8月発券分から片道日本発500円〜3500円&海外発券も最大43USD値上げへ

ジェット燃料

2018年8月1日から2018年9月30日購入分までの燃油サーチャージが、日本発着路線では片道500円〜3500円、海外発券についても最大43USDほど値上がりすることになりました。

シルバーウェークや年末年始などの時期で旅行を考えている方は、2018年7月末までに発券したほうが同じ旅程でもトータル費用を安く抑えられそうです。


燃油サーチャージの価格変遷

2017年2月発券分からは燃油サーチャージの徴収が再開されてきました

これまでの振り返りになりますが、ANAとJALでは、2017年2月発券分より日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が再開し、2017年4月1日以降の発券分はさらに値上がりしてきたことはお伝えしてきました。

飛行機翼
2017年2月発券分より、ANAとJALで、日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が始まることが発表されました。路線別のサーチャージ料金などまとめておきたいと思います。 燃油サーチャージの徴収はどのように決められるのか? 2016年4月から2017年1月発券分については燃油サーチャージの徴...続きを読む
飛行機前輪
2017年2月発券分よりANAとJALで、日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が再開したことはご存知だと思いますが、新たに2017年4月1日以降の発券分はさらに値上がりすることになりました。 また、旅行開始国が日本以外の場合でも徴収が開始されることが、今回の大きな変更点です。 これから旅...続きを読む

そして、2017年8月1日以降に発券分の燃油サーチャージが値下がりすることが発表され、それをまとめたのがこちらの記事でした。

ジェット燃料
ANAとJALで、2017年2月発券分より日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が再開し、2017年4月1日以降の発券分はさらに値上がりしてきたことはお伝えしてきました。2017年8月1日以降に発券分の燃油サーチャージが値下がりすることが発表されましたので、ANAとJALでの路線別...続きを読む

そして、2017年10月以降は海外発券だけ燃油サーチャージの適用がなくなりました。

ジェット燃料
2017年10月1日から11月30日購入分までの、旅行開始国が日本以外の旅程においては、燃油サーチャージの適用がなくなっていました。 来年2018年SFC・JGC修行などで海外発券を検討されている方は、あと少し待てるのであれば10月以降に発券すると少し費用を抑えられそうです。 燃油サーチャージの...続きを読む

そして前回の改定時には再度の値上げがされました。

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2017年12月1日から2018年1月31日購入分までの、旅行開始国が日本以外の旅程においては、燃油サーチャージが最大で片道7,000円値上がりすると発表されました。 また、海外発券についても再度、燃油サーチャージが適用されることになりました。 来年2018年SFC・JGC修行などで国際線搭乗を...続きを読む

2018年2月発券分からはさらに値上がりし、現在まで推移してきました。

ジェット燃料
2018年2月1日から2018年3月31日購入分までの燃油サーチャージが、日本発着路線では最大で片道10,500円に、海外発券についてはこれまでの金額からおよそ倍に値上がりすることになりました。 来年2018年SFC・JGC修行などで国際線搭乗を検討されている方は、出来ることなら2018年1月中に...続きを読む

燃油サーチャージの徴収はどのように決められるのか?

燃油サーチャージの徴収基準

ANAのサイトには以下のように説明されています。

  1. 原則として本運賃額を2ヶ月間固定とします。設定された2ヶ月間は航空燃料価格の動向により運賃額を変更することは致しません。なお、関係国政府の認可状況に応じた変更については、この限りではありません。
  2. 本運賃の改定指標となる航空燃料価格については、改定時点における直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均を用いることとします。ただし、2015年4月以降分日本円の場合はその平均価格に同期間の為替レート平均を掛け合わせた価格を適用いたします。
  3. 日本発旅程はシンガポールケロシン市場価格の平均に同期間の為替レートの平均を掛け合わせた価格が6,000円を下回った場合、本運賃を適用いたしません。

シンガポール市場におけるケロシン価格はアジアでのケロシン価格の基準として用いられているため、この価格を基準にANAやJALなど各航空会社は燃油サーチャージを徴収するかしないかを都度(2ヶ月毎に)改定しています。

シンガポールケロシン市場価格価格推移

直近1年間の推移を見てみましょう。

シンガポールケロシン価格推移-2017年6月〜2018年5月

※クリックで拡大表示できます

過去1年を通してみると、右肩上がりに上昇を続けてきていると読み取れます。上げ止まる感じはなく上昇を続けていきそうな気配です。今回の計算対象期間における平均価格は「87.8米ドル」と発表されています。

この期間でのケロシン価格にドル円の為替レートを掛けて計算した、日本円ベースでのケロシン価格の推移をグラフにしてみました。

ケロシン価格、ドル円が左軸(単位:米ドル)、日本円換算価格、日本円換算平均値が右軸(単位:円)です。

ケロシン価格推移-2018年4月〜2018年5月

※クリックで拡大表示できます

この計算では日本円換算平均値が9,375円と計算されました。(公式リリースの計算とは148円ほどの誤差が出ました。。)

今回の改定では「2018年4月~2018年5月の2ヶ月平均値」を基準にして計算した結果、シンガポールケロシンの市況価格は平均87.8米ドル、1米ドル108.59円となり、日本円換算額が9,523円になったと発表されています(ANA公式リリース)。

これまでの基準である8,000円以上9,000円未満の1つ上となる「9,000円以上10,000円未満」に該当するので、2018年8月1日〜2018年9月末までの2ヶ月間に発券する航空券では現在よりもさらに値上がりした燃油サーチャージが徴収されることになりました。

燃油サーチャージ額の基準については、日本発では以下のように定められています。(ANA公式説明ページ

 6,000円
未満
6,000円
以上
7,000円
未満
7,000円
以上
8,000円
未満
8,000円
以上
9,000円
未満
9,000円
以上
10,000円
未満
日本=北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア適用なし3,5007,00010,50014,000
日本=ハワイ・インド・インドネシア2,0004,0006,0008,500
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア1,5003,0004,5006,500
日本=ベトナム・フィリピン・グアム・サイパン1,0002,0003,0004,000
日本=中国・香港・台湾・マカオ5001,5002,5003,500
日本=韓国2003005001,000
 10,000円
以上
11,000円
未満
11,000円
以上
12,000円
未満
12,000円
以上
13,000円
未満
13,000円
以上
14,000円
未満
14,000円
以上
15,000円
未満
日本=北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア17,50021,00025,00029,00033,000
日本=ハワイ・インド・インドネシア11,00013,50016,00018,50021,000
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア8,50010,50013,00015,50018,000
日本=ベトナム・フィリピン・グアム・サイパン5,0006,5008,0009,50011,000
日本=中国・香港・台湾・マカオ4,5005,5007,0008,50010,000
日本=韓国1,5002,0002,5003,0003,500

今回の計算対象期間においては為替レートはほぼ横ばいでしたが、アメリカのイラン核合意離脱(2018年5月8日米国時間)の影響で5月にケロシン価格が一段高と上昇したことによって平均額を押し上げ、さらに1つ上の基準に達した結果となりましたね。

以下では、2018年8月1日〜2018年9月30日発券分の燃油サーチャージについてまとめておきたいと思います。

2018年8月1日〜2018年9月30日までに発券するANA&JALの燃油サーチャージ料金一覧

ANAの場合

ANA機体

まずANAの場合です。

旅行開始国が日本かそれ以外かで、燃油サーチャージの徴収額が変わります。(以下は、1旅客1区間片道当たりの金額です)

旅行開始国が日本の場合

2017年4月以降の燃油サーチャージも履歴として記載しておきます。

路線徴収額
4/1〜7/31
徴収額
8/1〜11/30
徴収額
’17/12/1〜
’18/1/31
徴収額
2/1〜7/31
徴収額
8/1〜9/30
日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア7,000円3,500円7,000円10,500円14,000円
日本=ハワイ・インド・インドネシア4,000円2,000円4,000円6,000円8,500円
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア3,000円1,500円3,000円4,500円6,500円
日本=ベトナム・グアム・サイパン・フィリピン2,000円1,000円2,000円3,000円4,000円
日本=中国・香港・台湾・マカオ1,500円500円1,500円2,500円3,500円
日本=韓国300円200円300円500円1,000円

これまでと比較して8月以降に発券する場合には、ヨーロッパ往復だと往復28,000円、ハワイ往復で17,000円、バンコク往復だと13,000円といった具合に、航空券代金に追加で徴収されることになります。

旅行開始国が日本以外の場合

今回の改定では、これまで適用されてきた金額のおよそ倍がかかることになりました。

路線右記以外
米国ドル
欧州で購入の場合(英国以外)
ユーロ
英国で購入の場合
英国ポンド
日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア12910182
日本=ハワイ・インド・インドネシア745847
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア554335
日本=ベトナム・グアム・サイパン・フィリピン372923
日本=中国・香港・台湾・マカオ312419
日本=韓国654

ですので、例えばクアラルンプール発着で発券したとすると、片道37米ドルが徴収されますので、

55米ドル × 2(往復) × 約110円/米ドル = 約12,100円

この金額分が燃油サーチャージとして追加徴収されることになります。

SFC修行などで海外発券を利用する人もいるかも知れませんが、これからスケジュールなど含めて検討される方は2018年7月末までに発券することをオススメします

JALの場合

JAL機体

次にJALの場合です。基本的にANAと変わりません。

旅行開始国が日本かそれ以外かで、燃油サーチャージの徴収額が変わります。(以下は、1旅客1区間片道当たりの金額です)

旅行開始国が日本の場合

こちらも同様に、2017年4月以降の燃油サーチャージも履歴として記載しておきます。

路線徴収額
4/1〜7/31
徴収額
8/1〜11/30
徴収額
’17/12/1〜
’18/1/31
徴収額
2/1〜7/31
徴収額
8/1〜9/30
日本=北米・欧州・中東・オセアニア7,000円3,500円7,000円10,500円14,000円
日本=インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ4,000円2,000円4,000円6,000円8,500円
日本=タイ・シンガポール・マレーシア3,000円1,500円3,000円4,500円6,500円
日本=グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム2,000円1,000円2,000円3,000円4,000円
日本=中国・台湾・香港1,500円500円1,500円2,500円3,500円
日本=韓国・極東ロシア300円200円300円500円1,000円

旅行開始国が日本以外の場合

7月31日までの燃油サーチャージも履歴として記載しておきます。

路線徴収額[USD] ’18/2/1〜7/31徴収額[USD] 8/1〜9/30
日本=オセアニア86129
日本=中東86129
日本=欧州86129
日本=北米8674
日本=インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ4974
日本=タイ・シンガポール・マレーシア3755
日本=グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム2537
日本=香港1831
日本=台湾1831
日本=中国 1831
日本=韓国・極東ロシア46

JALでも海外発券を利用して、JGC修行をされる方は2018年7月中に発券されることを検討されたほうが費用的にはお得です

まとめ

ANAとJALで、2018年8月1日〜2018年9月30日までに発券する、これまでと比較して旅行開始国が日本の場合には片道500円〜3,500円、海外発券でも最大43USD値上げとなりました。

SFC・JGC修行やシルバーウェーク、年末年始の旅行などを検討されている方もいるかと思いますが、国際線(海外発券を含む)を利用して計画を考えている場合には、2018年7月中にある程度はスケジュールを決めて発券まで完了することオススメします。

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